Raspberry Pi 3で、Linux From Scratch その3

さて、昨日はch6-build.shを使わないなんて書きましたが、あまりに面倒なので、やり直しました。
まあ、ch6-build.shの最後に、ラズパイ用のソースなんかも展開してくれるスクリプトが入っていたので、やり直したほうが楽でした。
しかし、glibcMakefileの書き換えは後からmakeされると駄目になるので、

sed '/test-installation/s@$(PERL)@echo not running@' -i ../Makefile
make install

の行を

sed '/test-installation/s@$(PERL)@echo not running@' -i ../Makefile
make install || true
sed '/test-installation/s@$(PERL)@echo not running@' -i ../Makefile
make install

のように書き換えて、実行して完了しました。make -k install でもOKかもしれませんが、その辺は識者に尋ねてください。

やり直すには、/tools をバックアップしていたtarから展開するだけでなく、/usr /bin /lib /sbin を削除して、もう一度ディレクトリの作成と重要なファイルとシンボリックリンクの作成を実施する必要があります。まあ、面倒だったけどやってみてください。

終わったら、デバッグシンボルの削除なんかやって終了。
次は、第7章に進みます。

で進む前に、
http://www.linuxfromscratch.org/lfs/downloads/stable/lfs-bootscripts-20170626.tar.bz2
http://intestinate.com/pilfs/scripts/pilfs-bootscripts-20170225.tar.xz
この二つをダウンロードしておいてください。

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ここで、問題発覚。
日本語版のLFSはsystemd版だった。Pi LFS は SystemV なので、日本語マニュアルもそっちを見てください。ま、ここで気付いてよかった。/etc/groupと/etc/passwdの修正ぐらいかな?だめなら、また、やり直します。

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ついでに、最後まで行きました。
自作カーネルでは起動しなかったけど、それは、RaspberryPiのconfigを知らないため。調べて作ればよしとしよう。
kernelは arch/arm/boot以下の zImage を /boot/kernel7.img という名前でコピーするだけで読み込んでくれます。まあ、起動してないからなんとも言えませんが。。。

ということで、ゴールデンウィークのお勉強も終了。今後は、今回初めて知った wpa_supplicant を調べようかなと思います。現在RaspberryPiは、3.5inchモニタつなげて「小さくて見えないよ〜」となってます。