GString入門

glibで文字列扱う時は、g_strxxx ()みたいな関数を使えば良いと勝手に思ってたけど、GStringってのがあって、

typedef struct {
  gchar  *str;
  gsize len;    
  gsize allocated_len;
} GString;

みたいな宣言がなされているみたい。

new ()、free ()でメモリ確保と解放したり、 append () prepend () insert () overwrite () erace () trancate () で編集したり、printfまで使えるみたい。

GStringはGObjectを継承してないので、g_type_init ()は不要ということで、newしてfreeするプログラムを書いてみた。

#include <glib.h>
#include <glib/gprintf.h>

gint
main (gint argc, gchar* argv[])
{
	GString *gstr;

	gstr = g_string_new ("This is a pen.");
	g_printf ("%s\n", gstr->str);
	g_string_free (gstr, TRUE);
	return 0;
}

ビルドと実行は以下の通り。

$ gcc gstring.c $(pkg-config --cflags --libs glib-2.0)
$ ./a.out 
This is a pen.

gstr->strしているところは、*gstrでも問題ない（構造体の先頭要素）のですが、一応変更があったら怖いからこうしました。最近は、構造体の先頭にCountByte(サイズ)を入れるのが一般的になっているようです。