2009-01-01から1年間の記事一覧

GString入門

glibで文字列扱う時は、g_strxxx ()みたいな関数を使えば良いと勝手に思ってたけど、GStringってのがあって、 typedef struct { gchar *str; gsize len; gsize allocated_len; } GString;みたいな宣言がなされているみたい。new ()、free ()でメモリ確保と解…

GIO入門

というか、glibほとんど調べてないので、何ができるのかテストしてみようと思った。そこで、流行のGObjectとGIOを調べたのですが、GObjectはライブラリを使う分には深く知る必要はなさそうなので、GIOから調べてます。GIOの最初はGFileということで、簡単な…

「入門GTK+」購入

入門GTK+を購入し、勉強を開始しました。とはいうものの、まだ第2章の途中です。pkg-configの呼び出し結果を引数として渡すときに、`pkg-config --cflags ...` と本では書かれていますが、個人的には $(pkg-config --cflags ...) と書く方が好きです。これ…

tomboy

mono-2.4.2.3以降、tomboyでscimによる日本語入力ができなくなってた。--searchオプションをつけたらダメみたい。これは以前、日本語入力ができなくて、Moでは--searchオプションを付けるようにしていたんだけど、upstreamでも--searchオプションをつけるよ…

gtkmm-documentation

Gtk:Builderを使うサンプルが無くて困っていたのですが、gtkmm-documentationでインストールされるようになりました。 file:///usr/share/doc/gtkmm-2.4/tutorial/html/index.html をブラウザで開くと file:///usr/share/doc/gtkmm-2.4/tutorial/html/chapte…

eggdbus-0.5

GNOME 2.28 に必要らしいので、パッケージにしてみた。これも、introspection関係のツールらしいのですが、、、ドキュメントがひどすぎ。devhelp でEggDBus Reference Manualを開くと、EggDBus Overviewなんてのがあるのですが、中身はすべて、「TODO: write…

clutter の修正

強引なパッチを当ててclutter用のgirファイルをgir-repositoryで作っていたけど、これは本来clutterで作るものらしい。configureスクリプトに--enable-introspectionを渡すとできる。ということで、mainパッケージに突っ込んで動作確認中。今のところ、落ち…

GNOME Shell

GNOME 2.28から搭載される可能性があるgnome-shellを試してみた。残念ながらVGAチップがATI Technologies Inc Mobility Radeon HD 345なので、mesaがまともに動作せず、mutterを起動した段階で、 $ mutter --replace unknown chip id 0x95c5, can't guess. …

GNOME Platform の変遷

GNOME Platform 関係のパッケージが大量に非推奨になりそうである。http://live.gnome.org/TwoPointTwentyseven/Platformaudiofile esound gnome-mime-data gnome-vfs gnome-vfs-monikers libIDL libart_lgpl libbonobo libbonoboui libglade libgnome libgn…

gconf を使ってみる

gconfは、アプリケーションを終了しても残したいデータを保存するため、データベースに登録するアプリケーション。これまでは、"/etc"ディレクトリにシステム全体のファイルを、dotファイル(ピリオドではじまるファイル名)に各ユーザごとのデータを保存し…

glib-gettext と intltool

glib-gettextとintltoolでメッセージを日本語化してみる。面倒なので、コンソールアプリにする。しかも、Hello, World!アプリである。はじめに、プロジェクト用のディレクトリを作る。 $ mkdir glib-hello $ cd glib-hello/ソース作成。 $ cat glib-hello.c …

はてなの表記法

コードを書く場合は、ちゃんと表記法があったのですね。 http://hatenadiary.g.hatena.ne.jp/keyword/%E3%81%AF%E3%81%A6%E3%81%AA%E8%A8%98%E6%B3%95%E4%B8%80%E8%A6%A7 ちゃんと読まないから、、、 ということで、ちょっと全面的に書き換えました。

gtranslator の po ファイル編集 with OmoiKondara

gtranslatorのメニューの一部が英語のままなので修正。OmoiKondaraはLANG=Cを推奨しているので、 $ export LANG=Cとし、ソースの展開。 $ ../tools/OmoiKondara -fr '-bp' gtranslator/ number of specfiles: 4371 gtranslator scanning specfile: 100% savi…

meld-1.3.1 と intltool

meld-1.3.1がリリースされていたのでパッケージングした。meldとは、diffのGUIラッパーという感じのもので、ソース変更を探すときによく使う。今回、翻訳が間に合ってなかったようなので、patchを当てました。configure対応のパッケージなら一度configureス…

GConf2

GConfは、プログラム終了後も保持したいアプリケーションの設定情報を保持する補助アプリケーション。MomongaではFedoraと名前を合わせるためGConf2になっている。Unix系のOSでは、ドットファイル(名前が"."ではじまるファイルで、通常$HOME以下に保存され…

man を pdf にする

man 形式のドキュメントを pdf にして印刷したいときは、以下のコマンドで行う。ここでは、gconftool-2のman (/usr/share/man/man1/gconftool-2.1.bz2)を変換する。 $ bzip2 -dc /usr/share/man/man1/gconftool-2.1.bz2 | groff -man | ps2pdf - gconftool-2…

pygtk-demo

以前gtk-demoについて書いたけど、今回はそのpython版のpygtk-demo。 $ pygtk-demo &で起動する。 あわせて、 $ idle &でpython shellを起動しておくと便利。pygtk-demoは、2ペインで開かれる。左はデモの名前でダブルクリックすると、デモが起動する。右はT…

Momonga Linux 6 リリース

Momonga Linux 6をリリースしました。 http://dist.momonga-linux.org/pub/momonga/6/ 以下からダウンロードして使ってみて下さい。今回はリリース数時間前にGNOMEのメニューが英語になる問題が発覚し、結局 gnome-menus の /usr/share/desktop-directories/…

オープンセミナー2009@四国完了

とある理由で、帰宅が今日になってしまったけど、一応7/25に完了しました。 私の司会も、多少おかしなところもあったと思いますが、無事完了しました。最初は、この時期ということもあり、 「衆議院議員 平井たくや」先生の話。 かなり勉強されているようで…

オープンセミナー@四国

7月25日の13:00から開催。私は司会をする予定です。 そして、ぼちぼちブログっぽく技術文章を書くのも飽きてしまった。。。やっぱり、作りたいものが無いと難しいですね。 Momonga Linuxの作成は、rpmを作りつつ、微妙な調整を行うので、それなりにバッド…

zenity

去年のオープンセミナー2008@徳島で話をした関係で、ちょっと問い合わせがあったので、忘備録。http://www.momonga-linux.org/~futoshi/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%EF%BC%A0%E5%BE%B3%E5%B3%B6.pdfここでい…

glade-3

言わずと知れた、Gtk+アプリのUI作成ツール。 現在は、GtkBuilderとlibgladeの選択ができるようになっている。libgladeは廃止の方向になっていて、GtkBuilderを使うことが推奨されている。glade-3になってから、Windowが1つになり使いにくく感じていたが、表…

devhelp

GNOMEのhelp表示プログラム。アルファベット順に並んでいるので、GTK+は若干下になるけど、GTK+ Reference Manualに記述されている。マニュアルは日本語化されてないので、興味があれば取り組めば良いと思う。 リファレンスマニュアルと書かれているけど、概…

gtk-demo

GUIアプリの基本はXlibだが、Xlibをそのまま使ってプログラムを書くのは非常に面倒。 http://www.postgresql.jp/branch/shikoku/300c30aa30fc30f330bb30df30ca30fc2007-5fb35cf6300d306e30bb30df30ca30fc8cc76599/5fb35cf630bb30df30ca30fc-897f5c3e.pdf/vie…

Makefile

Makefileは、makeコマンドが解釈して、依存性を満たしながらビルドするためのファイル。でも、書式がいろいろ面倒だから、Makefile.amを書いてAutotoolsでMakefileにするほうが簡単。 $ cat hello.c #include <stdio.h> int main (int argc, char* argv[]) { printf (</stdio.h>…

M4SH

一応M4SHについても書いておこう。M4SHとはmashと発音するらしい。configureスクリプトの移植性を高めるための、AS_が前置されるマクロ(以下AS_マクロ)である。基本的には、autoconf用のマクロで使用されるため、表に出てくることは少ない。infoに書かれて…

Makefile.am

Makefile.amは移植性の高いMakefileを作るためのMakefile.inの雛形。Makefile.inはconfigureスクリプトでMakefileに変換するんだけど、そのためにはconfigure.acにMakefileを出力するためのマクロを書く必要がある。以前は、configureスクリプトはMakefile.i…

configure.ac

configure.acとは、autoconfでconfigureスクリプトに変換されるファイル。中身はマクロがたくさん入ったShell Script。configure.acを最初から書くことはほとんど無く、通常はautoscanで生成されるconfigure.scanというファイルの名前を変更して、編集してい…

autoconf

言わずと知れた、configureスクリプトを生成するプログラム。現在はautoconf-2.63が最新。 http://www.gnu.org/software/autoconf/ autoconfは、Makefile.inからMakefileを作成したり、config.h.inなど(autoconfのマクロや、AHではじまるマクロからも作られ…

ブログ開始

ブログを書いては潰していたのですが、またはじめてしまいました。 まぁ日記とはいいながら1週間に1つ書くつもりでのんびりやっていこうと思います。ここでは、技術的な内容を中心に書く予定です。他のブログに書いたこととも重複するかもしれないけど、気…