GStreamer でオーディオ波形の和

GStreamer でオーディオ信号を加算したり分配することができるようです。ギターの調弦では、ハーモニクス音のうなりを使用しますが、これを加算で試してみます。
音叉は 440Hz で 5 弦が 441Hz のようにずれている場合は、以下のようにシミュレーションできます。

gst-launch-1.0 audiotestsrc freq=440 ! adder name=mix ! autoaudiosink audiotestsrc freq=441 ! mix.

gst-launch-1.0 コマンドでそれ以降をパースします。最初は audiotestsrc で音叉の 440Hz を出力します。そのあとで mix という名前のパイプを adder で加算します。そして、デフォルトの audiosink に出力します。ここでパイプが途切れるので、新たな音源 441Hz をaudiotestsrc で作成します。それを mix に流し込みます。 mix. のように、名前付きパイプには ".(ピリオド)" を付けるようです。
mix. は、前述の adder で加算されるので、2つの音が混ざった音になります。1Hz違いなので 1秒間隔でうなっている様子が分かります。